今まで生きてきて、師匠と呼べる人は3人いる。
今回紹介する師匠は若干イかれている。
中学に入学して本当に2〜3日目に、「お前は俺の弟子だ、俺のことは師匠と呼べ」と言ってきた男がいた。マジで。
その男と言葉を交わすのは本当にそれが最初で、自分に何を見出したのかわからなかったし、なんでそんなことを言ってきたのかわからなかった。
本気でどうかしてると思った。
ただ、それきっかけで弟子になるのも面白い、と思い、それ以来その男を師匠と呼んでいる。
今となっては「かましてきた」か「冗談」でそういうことを言ったんだということはわかる。
それに、もちろん彼からは何も学んではいない。
でも師匠と呼ぶのをやめるつもりもない。面白いから。