ダイエットのため、ヴィーガンのような食生活を1ヶ月半ぐらいしていた。そのあいだ、チャーハン動画をひたすら見ていた。頭がおかしくなっていたのだろう。
Youtubeでチャーハンを検索し、ヒットする動画を片っ端から見ていく。気に入った動画は何度でも見る。それを続けるうち、自分なりのチャーハン理論ができ、動画を見ただけで、これは美味い、これはダメなどの判断ができるようになっていく。
しかし、それは独自研究であり、実際に食べて答え合わせをするわけではないので、おそらくチャーハンの真理とはかけ離れたところに立脚した理屈であるということはわかっている。
その上で言わせてもらうが、そうしてひたすら見まくった末に、Youtubeで上がっている動画ではこのチャーハンがいちばん美味いだろう、と結論を出す。
火力、念の入った油通し、煽り方、どれを取っても(俺なりの)理にかなっている。調味料は事前に用意すべきだったとか、盛り付けるときに押さえつけすぎじゃない? とか若干思うところがあるが、仔細なことである。
今日、津田沼に行く用事があり、このチャーハンのことを思い出し、食べてみようと思い、「福一 チャーハン」で動画を検索して見たら、この動画がヒットする。
以前いた 中国人料理人はもういません。
という、衝撃の一文が・・・。
そうか、俺は食べそびれたのか・・・。