まあ、今日の今日までポケモンGOを続けていたわけであるが、本日をもって引退する。
そもそも続けていたとは言っても、ポケモンGOプラスでのプレイで、ジムでバトルするわけでもなく、レアモンスターの捕獲に一喜一憂するわけでもない。
振動に対するレスポンスでボタンを押すだけであり、無限孵化装置でシコシコ1個ずつ卵を返すだけの面白みも何にもないプレイであった。
最終的にポケストップを回し、モンスターを捕獲することにアジャストしていった結果、毎朝開始時にモンスターボール20個を残して、その他のアイテムは全部捨てる、というプレイスタイルを確立し、いよいよなんのためにやっているのかわからなくなってはいた。
完全に惰性でやっていただけの話であり、辞めてないだけ、という状態が続いていたに過ぎない。
そして今日の話。
カバンからポケモンGOプラスを出して、ポケットに入れようとした際にうっかり手からこぼれ、ポケモンGOプラスはそのまま側溝に飲み込まれていく。
本当にどこにも引っかからず、取っ手の穴にジャストで入る。なんの音も立てない。ポケモンGOプラスの大きさと取っ手の穴の大きさを考えたら奇跡みたいだ。
高校の時にまるで勝てなかった、北高のザンギ使いのスクリューパイルドライバーのようなスムースな飲み込まれっぷりに、清々しさすら感じる。
これだけわかりやすく引導を渡されたら辞めるしかない。
そしてすぐさまアプリを削除する。
ナイアンティックありがとう。ポケモンありがとう。任天堂ありがとう。グーグルありがとう。
自分は夢から覚め、これで次に向かえる。