ゆでまんじゅうを食す

ゆでまんじゅうをどうしても食べたくて、東村山を再訪する。

店の場所はうろ覚えであったが、なんとなく見覚えのある通りをウロウロしていると、果たして先日の店にたどり着く。

味美だんごという店。

さっそくゆでまんじゅうを購入する。


作り置きであり、ほんのり温かい、というよりか、かろうじて冷めていない、という感じで、なんなら冷えててほしい、ぐらいの微妙な温度である。

包装に水滴が付いているが、実際食べる際にはあまり気にならない。

というのも、まんじゅうの皮全体のしっとりさがまずくるので、表面のウェッティーさがそこに飲み込まれる。

食感はどちらかといえば固くなった大福寄り。

下は蒸したまんじゅうで、上は大福のフェーダーがあるとして、8割がた大福にゲインしたような感じ。

さらに固さと密度とウエット感のツマミをマックス寄りにひねるとゆでまんじゅうになる。

まあ、端的に言ってしまうと食感は好き。


あんこはサラッとしたこしあんで、びっくりするほど甘味がない。

それは店の特徴なんだろうけど、それはそれで良い感じである。


大声で「うまい! うますぎる」というようなものではないが、90円という安さだったり、もう少し食べられるな、という素朴な味が良い。