先日の日曜日(6/17)、弟と会う。
弟が車を出す代わりに、自分は夕飯を奢る、というのがなんとなくの流れになっている。
曜変天目を見て、その後ドライブをしながらいろんな話をしているうちに、夕飯時になる。
何を食べるかいろいろ案を出し合った末に、弟から「山田うどんとかどうよ?」と言い出す。
山田うどんに関しては、TBSラジオで一時期大フィーチャーされていて、ラジオドラマが放送されたことがある。
【放送終了しました】TBSラジオで放送!角田光代さんの山田うどん小説がラジオドラマに!!山田うどん各店でも聴けます! | 季刊レポ
自分はTBSラジオ経由でなんとなく、埼玉県民のソウルフードである、という知識はある。
しかし、自分は一度も食べたことがない。
弟は昼食でよく行くそうだが、何食うかで迷うのはめんどくさいから、山田行こうぜ、という感じのようだ。
俄然興味が湧き、その案に乗ることにする。
山田うどんの店舗に到着し、メニューを見ると、季節限定の「夏野菜の辛口カレー」「夏野菜のピリ辛うどん」なる商品が目につく。
レギュラーメニューなども含め、検討したのちに「夏野菜の辛口カレーとざるそばのセット」を注文する。
弟は「夏野菜の辛口カレーとラーメンのセット」を注文する。
やがて、自分と弟のセットが届く。
山田うどん、どんなもんじゃい! とイキって食する。
びっくりするぐらい、味に深みがない。
味覚の中で、旨味だけすっぽり抜けているような味わい。
カレーは辛うじて辛味がある程度で、めんつゆに至っては醤油を薄めただけなんじゃないかと錯覚するぐらい出汁の味がしない。
スーパーで買い揃えたレトルトカレーとか、めんつゆの方が気が利いてると思う。
弟にその旨話すと、「そうだよ」とだけ帰ってくる。
本当にカルチャーショックである。
どうせ奢るなら、もうちょっとましなものを奢りたかった。