父の弟の家族が訪ねて来る。
要は自分のおじさんで、昔から面白い人であるが、今日も相変わらず面白い話をする。
中でもとりわけ興味深かったのは、「今カラスを飼っている」という話。
カラスを飼うきっかけはおじさんでなく、その奥さんで、仕事の帰りに、傷ついて地面でジタバタしていたカラスを見かけ、情が移り、家に連れて帰ったそうである。
この時点でよくわからない感じではある。
カラスはおそらく車にぶつかったようで、胸のところと羽の付け根がえぐれていたらしい。
そこにとりあえずオロナイン軟膏を塗ってケガを直したそうである。
ただ、飛べなくはなってしまったそうで、以前犬飼っていた際に使っていたケージに入れて飼っているとのこと。
オロナイン軟膏はカラスにも効く、ということは大塚製薬に教えてあげたほうがいいんじゃないかと思う。
このカラス、なかなかのグルメらしく、きゅうりやキャベツのなどの野菜には見向きもせず、毎日焼肉を食べているとのこと。
俺より良いものを食っている、とおじさんが嘆く。
そしてたまに動物病院に連れて行くそうだが、保険が効かない、と不満を漏らす。
というか、動物病院でカラスを診てくれる、というところに驚くんですが・・・。
そしてここが一番ツボにはまったのだが、クロちゃんという名前らしい。
ヒネリのないこと山の如しである。