ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを観る

この映画を観る事にした経緯は以下のエントリーに書いている。

簡単にいうと、この映画の題材であるドラクエ5には割と思い入れがあり、気になっていたのだが、どうもネガティブな評判が流れている事を知り、夢にまで見たので観に行く事にする、という流れである。

なので「どんなにダメな感じなんだろう」という悪い方向にハードルをあげて観に行ったにもかかわらず、それを軽く上回って気分を害される。

凄まじい手際の良さで自分が抱えていたドラクエ5の思い出を汚される。

上映後には怒りすら湧かず、ただただ被害者ヅラするしかない自分がいる。


まず、ドラクエ5をどうやって100分に収めるんだろう、という疑問があったが、全く収まっていない。

出来の悪いダイジェストであり、ドラクエ5をやったことがなければ全くニュアンスが伝わらないだろうし、何度もプレイしている自分はそこをそういう風に端折る? という感想しかない。

そのダイジェストを正当化するための世界の仕組みの真相であるのだが、その仕組みを明かされた段階で映画の中の主人公と同調せざるを得ない。

その上でラスボスに侮辱される。

特にドラクエ5に愛着にあるほど、憤るんじゃないかと思う。

映画の中の主人公はそれを乗り越えてラスボスを倒すのだが、倒し方はご都合主義だし、乗り越えられた理由も今時ゲームやってるやつはそんなところとっくに乗り越えてますよ、という陳腐な理由であり、全く納得できない。

なので侮辱された、という感情だけが残る。


はっきり言えば、観てしまったことを後悔している。

ドラクエ5を今後やるとして、もう二度と同じ形で楽しむことができないんだろうな、という気がする。