ありま猛『連ちゃんパパ』がなぜか突然ネットで流行 「スナック菓子感覚で摂取できる地獄」など悪夢のような感想が集まる - ねとらぼ
Twitterのトレンドに「連ちゃんパパ」が上がっており、みていると下記ツイートにエンカウントする。
全てのピカレスク漫画の頂点
— 益荒男 (@kandana_i) May 11, 2020
ウシジマくんのいないウシジマくん
クズの珍道中「連ちゃんパパ」https://t.co/QNo4SAlXTd pic.twitter.com/GB8kVL54Nu
添付されているエピソードの一片が眩暈を覚えるほどひどく、「全てのピカレスク漫画の頂点」というキャッチは本当なんじゃないかと思い、無料だし読んでみることにする。
全43話だが、1話の隙もなくヒドい。
上記ツイートの取り立てのエピソードはそれだけでヒドイのだが、その取り立て方法に至る過程がまたヒドイ。
さらに、この取り立ての件はもっとヒドイ展開を迎え、まるで救いがない。
基本的に大人の登場人物が概ねクズで、リアルに暴力を振るう暴力金融の社員が一番人間味がある、という地獄。
クズが織りなす地獄絵図に酔いが止まらない。
読み進めていくうちに、自分の中の「こいつはこのぐらいクズだ」と想定するハードルをどんどん下回ってくるエピソードのつるべ打ち。
最終話までそのテンションは続き、これ以上ハードルを下げたら油田を掘り当てるんじゃないか、というぐらい下げざるを得ない。
ほのぼのとした絵柄が、印象をブーストしているのだと思うが、雰囲気が絶妙である。
「糖衣の猛毒」という感じで、ヤバみが増している。
さらには、これがパチンコ漫画雑誌に掲載されていた、というのがすごすぎる。
ともかく無料なんで、読んでみた方が良いと思う。