ネタバレしつつワンダヴィジョンを振り返る

マーベル最新作『ワンダヴィジョン』|ディズニープラス公式

ワンダヴィジョンの最終話が配信される。

はっきり言えば自分にとってイマイチな終わりであった。

今まで毎週ワンダヴィジョンのために生きていたことは否めない。

しかし、1話から最高に思わせぶりな展開が続き、そのままテンションが下がらず8話に至り、逆に「これ話畳めるんだろうか?」と不安になり、果たしてストーリーが中途半端に終わった感がある。

作品同士の繋がりを重視する故に、前提の知識を要求されたり、その作品で収めずに他作品へのフリを行うMCUの悪いところが強く出た。


ワンダとヴィジョンの顛末に関しては心打たれ、話的にもこの部分は綺麗に終わったと思う。

しかし、それ以外の登場人物のストーリーが全て中途半端に感じる。

アグネスやホワイトヴィジョンは結局どうなったかわからず、ウーとルイスはとってつけたような終わりを迎え、息子たちやモニカとワンダは他作品に放り投げられ、ヘイワードは結局何者だったのかわからない。

特にMCUにおけるマルチバースの端緒だと思われたピエトロが、FOXのX-MENとなんの関わりもなかったとか尻すぼみにもほどがある。


ワンダヴィジョンがワンダヴィジョンとして綺麗に終わらなかったことに不満はある。

でもまあ、次へとつながるタネは撒かれた状態なので、それを楽しみにしよう。