作曲家、小林亜星さん死去 「寺内貫太郎一家」 - 産経ニュース
小林亜星が亡くなる。
年齢を考えればまあしょうがないのだろう。
生涯で6000曲(一説では8000曲)作ったそうであるが、ただ曲数が多いだけでなく、印象に残るメロディーも数多く残した作曲家でもあると思う。
本人は天才と呼ばれたくなかったそうであるが、もう天才としか言いようがない。
ここまで自分に刺さる音楽を作る人は2度と現れないんじゃないかと思う。
自分にとって印象深い人が亡くなるごとに思い出すことがある。
相当昔であるが、本屋でバイトしていた頃のこと。
自分が昼休みの休憩をしているときに、配達の社員がラジオで聞いたらしく、「渥美清が死んだ!」と言って事務所に駆け込んでくる。
渥美清については説明はいらないであろう。
それを聞いた他の社員が「じゃあ渥美清の本、注文しなきゃな!」と言って、昼休みもそこそこに切り上げ、そのスター関連の本を発注しだす。
そして自分は何となく嫌な気分になる。
若い頃の話なので、そんな青臭い感情を抱いたのだが、今はそういうふうに世の中が動いているというのはわかる。
今回の件で、正直いえば「新しいコンピレーション出るんだろうな」と思ったし、「出たら買おう」とも思っている。