ドーナツ問題

自分はツイン・ピークスの洗礼を受けている。

ツイン・ピークスは端的に言えば、「ドーナツかチェリーパイを食し、コーヒーを飲む」ドラマである。

異論は認めない。

アメリカの人らはドーナツで一食済ます、ということに衝撃を受け、自分もそんな洒落たことをしてみたいと憧れたものである。

しかし現実問題として、ドーナツで1食済まそうとすると、かなりの糖分と油分を摂取することになる上、そこまで腹にたまらない。

若い頃に何度か試してみたが、今定着していないことを考えると、やはり自分にとって1食をドーナツで満たすのは無理があるのだろう。


なんとなくドーナツ1食問題はツイン・ピークスの中だけの話だろう、ということで腑に落としていた。

あれは奇妙な雰囲気のドラマであり、奇妙な雰囲気を出すための演出だろうと納得させていた。

しかしながら最近、ザ・ボーイズで、朝食でドーナツを食べるシーンを見る。

かなり大きめなドーナツであったが、「やっぱりドーナツで1食済ますのはアメリカではあることなんじゃないか」という認識に変わる。


朝、ウォーキングの最中にミスドの前を通りかかる。

なんとなく、ミスドで1食済ます欲が湧いてきたのだが、残念ながら開店していないので断念する。

というか、それで火がついてしまったのだが、単純にドーナツを食べたい。

ただ繰り返しになってしまうが、ドーナツで腹を満たそうとすると健康に悪そうだし、健康的に許容できる程度で納めるときっと腹が減る。

おやつとしてはきっとヘビーである。

かなり中途半端食べ物であるのだが、なんとか折り合いをつけて食べたい。

近々覚悟を決めたい。