「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」来春で終了 お昼の名物番組27年の歴史に幕― スポニチ Sponichi Annex 芸能
衝撃である。
上沼恵美子のおしゃべりクッキングはTverで欠かさず見ていた番組で、それを失うことになるとは思ってもみなかった。
上沼恵美子は脂っこい芸人である。
面白味がいろんな意味で強烈すぎて、えみちゃんねるとか、こころ晴天とか、主役でしゃべっていると10分ぐらいでお腹いっぱいになる。
ただバラエティー笑百貨や、この番組など、脇に回った上沼恵美子は適度な脂っこさになり、良い旨味になる。
おしゃべりクッキングでは、「あくまで主体はクッキングであり、辻調の先生たちである」と弁えていて、おしゃべりが番組の進行を妨げることなく、いいスパイスとして機能している。
また、15分という時間も適切で、上沼恵美子を楽しむのにちょうど良い尺だと思う。
上沼恵美子という柱は失ってしまうが、辻調の先生たちは続投してほしい。
人に教える立場に立っているだけあり、気を衒うことなく、誠実で実直な調理を見せてくれる。
そんな料理番組をまだまだ見たい。