チンゲンサイを食す

スーパーでチンゲンサイを見かける。

そこから認識が途絶え、レジを通る際、カゴにチンゲンサイが入っていたことに気がついた次第である。

マジな話、カゴに入れた認識がない。


10年以上、自分の中でチンゲンサイブームが巻き起こっていたことがあり、朝夕欠かさずチンゲンサイを食べていた。

その頃の自分は3食麺類を食しており、ラーメンにチンゲンサイの取り合わせを狂おしいほど愛していた。

シャクッとした食感と麺のムチムチ感との対比、醤油・味噌・塩・豚骨、いずれのスープともベストマッチするほろ苦さが自分の心をとらえてはなさなかった。


さて、チンゲンサイを買ったはいいが、現在ほとんどラーメンを食べない。

炒めてみるか、湯通しだけして醤油でもかけて食べようか、帰り道に色々逡巡した結果、結局自宅付近のスーパーでラーメンを買い足すことにする。


スーパーに入り、袋麺のコーナーに向かう最中、「そういえば濃縮スープだけ売ってるな」ということに気が付き、生麺のコーナーへ方向転換する。

できれば今は麺類を控えたい、という理由からである。

果たして、いろんな種類のスープが売っているが、その中で1番グッときたのは酸辣湯麺のスープである。

スープの達人 酸辣湯麺スープ 1人前 | 日清食品グループ

他のスープが軒並み50円程度の中、税抜き89円と異彩を放つプライスだが、美味くなりそうな予感が抑えられず、購入する。


4つ割にしたチンゲンサイともやしをさっと火に通し、酸辣湯麺のスープを入れ、溶き卵を入れる。

大正解である。

酸味・辛味のスープと、チンゲンサイのほろ苦さがとてつもなく合う。

正直、麺があったら最高だったが、なくても全然満足できる。


スープの達人 担々麺スープ 1人前 | 日清食品グループ

そのスーパーでは坦々麺スープも売っていたが、多分これもうまい。

多分明日試す。