朝、ウォーキングの最中、信号待ちで止まっていたところ、腰の曲がった歩きがおぼつかない老人が近寄ってくる。
その老人がおもむろにチラシを渡してきて、思わず受け取ってしまう。
チラとみると、共産党のチラシである。
気がつけば、自分の後ろで何某が街頭演説をしており、「ノイキャンすげぇ」と思ったと共に、スマホの音量ボタンに指が伸びる。
その後、朝食のために立ち寄ったマクドナルドでチラシをせっかくなんで読んでしまう。
色々な感慨が湧く。
あの老人は体が衰えてもまだ世の中を変えようとする気概を持ち続けている、ということに対する畏敬の念。
チラシを配っている人はもう1人いたがやはり老人で、共産党を支持する層の高齢化に関する認識。
チラシに掲載されている山添拓議員の写真を見、共産党が彼に寄せる期待の大きさ。
さりげなく差し込まれている原水爆禁止デモへの誘いで、開催日時が平日の夕方に計画されていることへの疑念。
こんなに共産党について考えたのは、生まれて初めてかもしれない。