羽生結弦「GIFT」を見る

金曜日、会議後の雑談で羽生結弦のショーが話題になる。

なんでも滝沢ガレソが取り上げたそうで、実際見てみたら本当にすごかった、という話であった。

これのことらしい。

というか、今確認してみたら、件のツイートは話が出た前日に投稿されたもので「すぐ見たのか、すげぇ行動力だな」と思うし、同僚に「ガレソをフォローしています」と公言できるのは結構すごいことだと思うが、自分の考えすぎなんだろう。

まあそれはいいとして、ショーについては「あの人宗教興すんかな?」というのが同僚の感想である。

自分はアイススケートどころか、スポーツ全般に極度に興味のない男である。

それでも「羽生結弦」に感じるサムシングは以前より気になっており、同僚の感想も相まって興味がそそられ、羽生結弦界隈がこわいを読んでみる。

GIFTはDisney+で配信しているらしく、自分は見られる環境にあるので、物見遊山で見てみることにする。


Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 "GIFT" at Tokyo Domeを視聴 | Disney+(ディズニープラス)

再生する際に「3時間ほどある」という事実にとりあえずゲンナリするが、意を決して再生ボタンを押す。

・・・30分ほどで集中力が途切れてしまい、以降は他のことをやりながらのながら見ではあるが、結局最後まで再生してしまう。

別に再生を止めて、他の動画を見てもよかったのだが、最後まで再生した理由はよくわからない。


自分は同僚の感想や匿名ダイアリーの記事を読んだ上での視聴だったので、そのバイアスがあるとは思うが、彼らの言わんとすることはよくわかる。

側から見たら不気味というのもわかるし、宗教性を感じるのもわかる。

自分も正直ショーの間に流れるポエムは最後まで頭に入ってこなかったし、「スピリチュアル」というワードが頭をよぎったし、朗読の演技は過剰に感じたし、「何言ってんだ、こいつ・・・」とは思ってしまう。

でもショーとしてきちんと金をかけて演出されていることはわかるし、羽生結弦のスケートは興味のない自分が見てもクオリティーの高さを感じる。

ファンを満足させるようなことはやっていると思う。

羽生結弦を好きな人たちの世界を、その外側の人間があれこれ言う謂れはない。

結局のところ趣味の問題で、それを半笑いで視聴開始した自分を恥じたい。


ところで、ショーの途中で流れる映像になんか既視感を感じていたのだが、この感じだった。