前回銚子に行ったのは、ちょうど1年ぐらい前のことみたいである。
最近は遠足と称して、房総を巡っているのだが、千葉にのめり込むきっかけになったのは銚子である。
自分はかなりの田舎の出身で、18歳まで東京に出ることばかり考えていた。
流石に銚子は自分の田舎ほどしょぼくはないのだが、それでもそこそこ田舎の雰囲気はある。
東京から2時間ぐらいのところで、その気になれば東京にいつでも出れるところに田舎がある、ということがとにかく琴線に触れる。
それで、東京からそこそこ遠い場所を見に行きたくなった、というのが遠足の始まりである。
ここ1年、遠足を始めてから「銚子にまた行きたい」と何度か考えていたが、なかなかタイミングが合わず、見送っている。
そのタイミングが何かといえば、前回銚子に行った際、やり逃したヤマサ醤油の工場見学のことである。
ヤマサの工場見学は平日限定で、前回行った際は土曜だったためやっておらず、見学しようと思えばどこかで有給を取る必要がある。
今回のGWでは飛び石になった月曜に有給を取って4連休にし、当初は全く予定を立てずに臨むつもりだったが、GWに入る直前になって、ふとヤマサのことを思い出す。
工場見学のページを開いてみると、完全予約制とのことで、慌てて予約ページを確認したところ、幸運にもまだ月曜の予約がわずかに空いている。
三角の印を見ながら、これはチャンス! と思い、すぐに予約を入れる。
こうして、1年越しの願いが叶うことになる。
朝、高速バスで銚子に向かう。
家を出る前にのんびりしすぎて、結構カツカツだったのだが、なんとか間に合う。
高速バスは2時間半かかるのだが、銚子に真っ直ぐ向かえばもうちょっと早いんだろう。
バスのなので色々寄るところがあるためか、それぐらいかかってしまう。
ヤマサの工場見学は13時からで、銚子に到着するのは9時半ごろ。
その時間まで何をするかは事前に全く考えておらず、バスの車内で色々調べる。
当初は犬吠埼灯台にもう1回行こうかとも考えていたのだが、旅系Youtuberの銚子関連の動画を見まくっていた時に知った、銚子ポートタワーのことを思い出し、そこに行くことにする。
高いところに登りたがることに定評があるこの浅田、逃すわけにはいかない。
前回は犬吠埼まで乗ったが、今回は高速川口という停車場で降りる。
前回もそうだったが、大半の乗客は銚子駅で降りて、その先の乗客はほとんどいない。
今回に至っては自分以外の客は全員銚子駅で降りる。
高速川口は港の只中にある停車場で、銚子の突端の北の方にある。
銚子ポートタワーに向かう道路は漁業関連の建物ばかりであるが、人通りすらほとんどない。
GWだから漁も休みなんだろうか。

程なくして、銚子ポートタワーが遠くに見えるが、遠目にも、結構ボロく感じてしまう。
このボロさ具合はものすごく心当たりがあって、自分は海沿いの場所で育ったので、これが浜風に晒された感じの朽ち方だということがわかる。
海沿いでこれだけ浜風に抗えない大きな建物なんで宜なるかな、という感じである。
銚子ポートタワーの1Fは土産物屋になっている。
千葉の特産品が所狭しと並んでいるが、どうも缶詰に力を入れているらしい。
上に登る前にそれらの土産物を見ていたのだが、奥の方にただならぬ気配のブースがある。
アマガミSS聖地巡礼ポータルサイト開設! | 銚子市観光協会
等身大の女子高生のイラストのポップが6人分並んでいて、結構な威圧感がある。
アマガミのことはなんとなく知っているが、これ結構古くね? と思い、その場で調べると、2010年前後のコンテンツらしい。
15年経った今もこうして聖地巡礼で推されている様を見ると、微妙な気持ちになってしまう。
アマガミの根強さなのか、銚子のしがみなのかはよくわからない。
そのポップの裏にはパーティションで区切られた通路があり、そこに入ると、かなりセンシティブなアニメのワンシーンがこれでもかと展示されている。
具体的には胸のサイズを測っていたり、制服をめくってへそを見せていたりする。
まあ、そんなんで興奮するほどガキでもないのだが、ブースの設置位置も相まって、レンタルビデオのAVコーナーに入ったかのような背徳感を得られる。
銚子ポートタワーの上に登るのに、420円の入場料がかかる。
それはまあ全然良いのだが、入場券を購入するときに、「地球の丸く見える丘展望館」とセットの割安チケットを勧められる。
存在は知っていたが、全くノーマークであった。
どうせなら行きたいと思ったのだが、車で10分とかかかるらしく、歩いても1時間ほどかかり、坂道もきついとのことである。
時間的にも、行ったら工場見学に間に合うか微妙な感じになりそうだったので、今回は銚子ポートタワーだけにする。
また今度にしよう。
上へ登る。