今週の水曜日の話であるが、病院に行くために全休を取る。
診察を午前中に終え、その後は気ままに過ごす、というのが通院日の習慣である。
その気ままな時間は大抵遠出することになるのだが、今回は川越へ行くことにする。
理由は単純で、Geminiに「10時に〇〇を出発して、日帰りでサクッと楽しめる小旅行を提案してください」と聞いて、返ってきた答えが川越だったからである。
確かに川越は何度かニアミスしているが、がっつり散策したことがない。
以前、代替の小江戸と言われる佐原を散策したことがあったが、本家はどんなものかという期待も大きい。
時間的にもちょうど良さそうというのもあり、川越で決定である。
川越といえば小江戸であるが、その風情ある通りは、駅から割と離れたところにある。

川越駅を降りて、まずびっくりしたのだが、その通りに行くまでは現代的な商店街が続いている。
ようこそ、川越サンロード商店街振興組合ホームページへ - クレアモール 川越サンロード商店街振興組合
「川越サンロード商店街」という通りらしく、飲食店やファッション専門店などが並ぶ。
心持ち、最近よくあるカプセル・トイの店だけでなく、対戦筐体が置いてあるようなオールドスクールなゲーセンが結構ある気がする。
平日の昼間なのに人通りも多く、かなり栄えている印象だ。
その通りの中心部に、丸広百貨店がある。

埼玉を地盤とする百貨店で、店舗数はショッピングセンターを除けば3店舗ほどのようである。
丸広百貨店のことはなんとなく知ってはいたが、実際に見るのは初めてのことだ。
もちろん中に入る。
とりあえず最上階まで登り、一通り店内を巡ってみたのだが、感じるのは「古き良き百貨店」という雰囲気である。
基本的には衣料品が主なのだが、どの店も高級感がある。
言い方は悪くなってしまうが、全く庶民におもねっていない。
はっきりいえば、自分が買うような服がない。
お客さん(主にご婦人方)もそれなりにいて、皆身なりが良い。
なんというか、「おめかししていく場所」という空気が残っていて、その気分を味わうだけでも結構楽しい。
いわゆるデパ地下も巡ってみたのだが、こちらもやはり高級感がある。
ただ、それに関してはデパ地下の標準という感じで、まあ、それなりといったところだ。

そこで気になったのが、御座候である。
いわゆる「大判焼きをなんと呼ぶか」という定番ネタでその名を知った御座候であるが、実際に見たのはこれが初めてである。
自分は割と大判焼きを見かけると食べてしまう方の人間だ。
単なる大判焼き屋とは思えないほど並んでいたのだが、御座候を味わいたい一心で列に並ぶことにする。
前の列に並ぶおばさま方は、10個近いオーダーで購入していく。
それもそのはずで、1つ税込110円とかなり安い。
中の餡は赤餡と白餡があり、安さも相まって両方買おうかと思ったが、「これで腹一杯になるわけにはいかない」という判断のもと、赤餡のみ購入する。

実際に手にすると、「大判」という感じはしない手頃な大きさである。
これなら両方食べてもよかったな、と少し後悔する。
皮は薄く、あんこの味も標準的な、小豆の渋を感じない現代のあんこだ。
言い方を変えれば、普通の大判焼きである。
まあ、平均点といった出来なのだが、大きさの分だけ、少し点数は下がってしまう。