クリスマス・イブ前日の心境

週に1回ほど行く近所のスーパーで、レジ係の人がサンタ帽を被っている。

それは先週の木曜日からの話で、おばちゃん店員が被っているのを見たときは「1週間前から気合いが入っているな」くらいに思っていた。

そして今日はおじさんが被っている。

24時間営業のスーパーなので、早朝に行くとレジにはおじさんが立っている。

「性差別だ」と言われれば返す言葉もないが、やはりいい歳の大人の男性がはしゃいでいる姿というのは、客観的に見て少しいたたまれないものがある。

しかし正直に言うと、30代の頃、数年にわたって、クリスマスイブにサンタ帽を被って出勤する、ということをしていた時期がある。

当時はそれが面白いと思ってやっていたのだが、おじさんを見るに、「客観的にはこういう感じだったのか……」と気づき、顔が真っ赤になっている。


ここ数年はクリスマス的な行事をことごとくスルーして過ごしている。

やっているのはアドベントカレンダーくらいだ。

それ以外はケーキを買うことも、イルミネーションを見に行くこともない。

今年に関しては、街中のクリスマスツリーすら、ろくに目に入っていなかった気がする。

思えばラジオから流れるクリスマスソングも聴いた覚えがないし、自分の感性だけでなく、世間的にもそれほど盛り上がっていないのではないか、という気さえしてくる。

しかし、自分は天邪鬼だ。

世間が静かだとなると、逆になんだか「今からでもケーキをなんとかできないか」という気持ちが湧いてくる。

ただ、どちらかというと、久しぶりに「普通のケーキ」が食べたいという感じだ。