老人に物申す朝

朝、コンビニでレジの列に並ぶ。

自分の前の客であるジジイが、外国人の店員と何やら揉めている。

結構な時間粘っているので、イライラしながら漏れ伝わる会話から事情を探ると、どうやらタバコの棚の入れ替えが行われたらしい。

いつもの番号を伝えたところ、別の銘柄が出てきたということで揉めているようだ。

正直、「どうでもいいだろ」と思ってしまう。

番号を言い直して、次からはその情報をアップデートすればいいだけの話だ。

わざわざ揉めるようなことではない。

だがジジイは「勝手に変えるな」という理屈らしく、逆に「なんでお前に許可を求めなきゃいけないんだ」と言いたくなるが、火に油を注ぎそうなので黙っておく。

当の外国人店員は、無言でジジイの話を聞いている。

どうなんだろう。

日本人店員なら平謝りで鎮静化を図りそうだが、日本語がわからないふりをして、相手を諦めさせるというのも一つの手かもしれない。

まあ、そんなことはさておき、自分も無限に時間があるわけではない。

流石に痺れを切らして、そのジジイに「すいません、待ってる客いるんで」と声をかける。

もちろん睨みつけるような表情は作ってる。

実際、自分の後ろには2人ほど並んでいる。

ジジイはそのまま何も言わずに立ち去る。


会計を終えて店を出ると、交差点の信号待ちでそのジジイと再度出くわす。

路上喫煙をしている。

流石に一刻も早い逝去を願ってしまう。