映画を観に行く。
映画を観る際は大抵キャラメルポップコーンを啄んでいるのだが、今日はなんとなく気分的に塩とキャラメルのハーフを頼む。
「塩ポップコーンにバターはかけますか?」と店員に聞かれ、当然「はい」と答える。
塩だけのスパルタンなしょっぱさも良いのだが、バターのコクも欲しい。
「キャラメルは?」と店員が二の矢を射る。
「キャラメルは?」と鸚鵡返しに口走ってしまう。
これまで夥しい回数キャラメルポップコーンを注文してきたが、バターをかけるか聞かれたことは一度もない。
たまにハーフを頼むときもあるが、その際も聞かれたことがない。
キャラメルポップコーンのみでも店員に頼めばバターぐらいかけてくれそうであるが、そんなオプションは考えたこともなかった。
ものすごく興味が湧いてしまったので「お願いします」とレスする。
Suicaで支払った後に店員の様子を伺っていたが、マジでキャラメルポップコーンにバターをかけている。
新体験のバターキャラメルポップコーンであるが、結構意識しないとバターの風味が感じられない。
キャラメルの甘さに隠れてしまう。
食べる前は最近何かと話題のチェルシーのバタースカッチを想像していたのだが、いかんせんバターが弱い。
はっきりいうと、あまりかける意味はない。