今週末、名古屋に行ったのだが、一番の目的が「養老天命反転地」に行くことであった。
「養老天命反転地」という厨二感溢れる名前に興味を持った、というのが行きたかった主な理由である。
「養老」「天命」「反転地」
完璧な単語の組み合わせだと思うが、自分の力量では、どんなに言葉を尽くしたところで、自分が感じている魅力が伝わる気がしない。
最初は岐阜に直接乗り込んで宿泊するつもりであったが、養老は名古屋から電車で1時間半ぐらい、ということを知り、名古屋で宿泊することにする。
新幹線やらホテル代のことを考えると、そっちの方が安く済む。
JR関西線で三重の桑名駅まで行き、そこから養老鉄道に乗り換え、養老駅まで行く。
とりあえず養老天命反転地にしか興味がなかったのだが、あの「養老の滝」が近くにあるとのことで、ついでに見に行くことにする。
滝までの道のりは、坂道が結構きついが綺麗に整備されていて、眺めも良い。
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養老の滝は荘厳ではある気がしたが、思ったほど大きい感じはしない。
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まあ、こんなものかと思いつつ、養老天命反転地に向かう。
世界的に有名なアーティスト、荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の30数年に及ぶ構想を実現した、身体で直接体験できるアート作品です。
とホームページにあるが、実際のところ養老天命反転地は、とてつもなくアスレチックな場所であった。
2時間ほど色々さまよい歩いたのだが、下手したら死人が出てもおかしくないような危険な場所が、結構ある。
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例えばこういう感じで、ゼルダの伝説 BoWのことをしばしば思い出す。
万一ケガをされたお客様は、ミュージアムショップに救急箱を常備しておりますので、お近くのスタッフにお声をおかけください。
HPにはこういう一文があり、今の時代、これは勇気のある施設だな、と思う。
それとは別に、設置されている施設が、狂気的な意味合いでことごとくイかれていて、身の危険とは別の恐怖も感じられる。
「極限で似るものの家」という建物で、「岐阜県の形をした屋根が特徴の建物」とのことであるが、そういうところ。
「養老天命反転地」という命名の凄さでノコノコと出かけたわけであるが、期待に違わず、カルチャーショックを受けることができて、非常に満足である。