GW初日に犬吠埼に遠足に行く。
犬吠埼灯台に併設されている資料館には好奇心が結構満たされたのだが、灯台の1F(?)部分では別の展示が行われている。
一応、電球などの灯台にまつわる展示もあったのだが、どちらかというと海上保安庁の宣伝みたいな展示が多く、ポスターやら巡視船の模型などが主である。
巡視船の模型は個人から提供されたものが数多くあり、燈光会が暗躍しているのだと思う。
ここの展示室は灯台の周り半周程度の通路を転じたスペースなので、そこまで見るべきものはない。
また、霧笛を発生させていた建物にも入ることができる。
霧笛の音はなんとなく映画とかで聞くことはあり、サンプルで流せる霧笛もイメージ通りである。
ただ、あの霧笛を発生させるためにこんな大掛かりな装置を使っているというのは意外であった。
機械のことなんか全くわからないというのに、構造を探ろうと装置を繁々と眺めてしまい、思いの外堪能してしまう。
見学できる灯台 アーカイブ | 「灯台のことなら」 公益社団法人 燈光会
全くそんなこと考えたことがなかったのだが、全国に16基しかないそうである。
京都タワーだの岐阜シティ・タワー43だの、高層建築の展望台などはつい登ってしまう方なので、もちろん犬吠埼灯台にも登る。
灯台を登る際は99段の階段(九十九里浜にかけているらしい)を登るのだが、ここは観光地仕様になっておらず、1人分の幅しかない。
太った人が降りてきたら、確実に密着してすれ違わなければいけない感じである。
幸い降りてくる人はおらず、すんなり登ることができる。
展望台に出た途端、視界にドカーンと海が広がる。
高さとも相まって、感覚的に海の広さが1発で把握できない。
展望台はグルっと1周することができ、海はこれでもかと堪能することができる。
天気が良かったら相当感動していたと思う。
ただ、ガラスなどの遮蔽物がなく、むき身で景色と向かい合うことになり、柵も乗り越えようと思えばいける感じで怖い。
足がすくむ感じである。
先行して登っていた人とすれ違うときにヒヤッとして、5分ほどでたまらず降りてしまう。
九十九里浜に行った時とはまた違う海を感じることができた。
行って良かった。