気分を転換する

休日の朝のルーティンを終えて、家でMacに向かっていたのだが、何か作業をするたびに最近立て続けに起こってる碌でもない事態に意識が繋がって、いたたまれなくなってしまう。

ついに「うわぁぁぁぁぁぁ!」とリアルに叫んでしまい、もうダメだと思って気を晴らすために外出することにする。

こんな時こそ九十九里浜とか海に行くべきなんだろうが、その腹づもりになったときには10時を回っており、遠くに行くことは諦める。

でも近所では気分転換にはならないので、そこそこ遠くでどこに行くか考えていたときに、南船橋のことを思い出す。


自分はかつて中山に住んでいたことがあり、その際に割と南船橋に行っていた。

当時の南船橋ザウスがあり、近所ではかなりでかいショッピングモールであった「ららぽーと」があった。

田舎から出てきたばかりの自分は、その広大な敷地に見たことない数の店舗が立ち並ぶ姿に圧倒されたものである。

しかしながら、当時の自分はどちらかというとオートレースが目当てだった。

お金のない時代だったので、車券はほとんど買っていなかったが、あの爆音や臨場感を味わいたくて行っていた。

今、その爆音が聞ければ気が晴れると思ったのだが、土曜なんでやってないだろうと思いつつ、なんとなく行ってみることにする。


駅に降り立って、「あ、やってない」ということはすぐにわかる。

自分が行っていた時は、開催されていればホームに降り立った瞬間にあの爆音が聞こえていたと思う。

でもまあ、それは織り込み済みなので、とりあえずららぽーとに行ってみる。

小1時間回ったが特になんの感慨もない。

もう自分が通っていた頃の面影はすでにないし、このぐらいのショッピングモールは今や至る所にある。


そして、オートレースふなばしに向かう。

船橋競馬が開催されていればそっちに行ってみようとも思ったが、あいにくやっていない。

オートレースは果たして開催されていないが、競輪のサテライトは行われている。

サテライトにいる人たちは見事に老人ばかりで、間違いなく自分が1番若い。

自分が行っていた時よりも建物は小綺麗になっているが、雰囲気は当時と変わっていない。

喫煙所でない所でタバコを吸っている人とかもいて、ここだけなんだか時代に取り残されている感じである。

そしてベンチに座ってモニターで流れている競輪をボンヤリ見ていたのだが、競輪の嗜みは全くないのでただ映像としてみていただけである。

15分ほどで後にする。


その後はオートレース場のほど近くにある、vivit南船橋なる施設を回る。

この施設は初めてである。

ららぽーとの近くに別のショッピングモールを作るというのは驚きであるが、自分はこっちの施設の方が性に合っている。

特にBookOffがえげつない広さで、1時間弱見て回る。


ずいぶん気が晴れた。

ただ、オートレースは心残りなので、いずれ見たい。