オリンパス、赤字のカメラ事業を売却 OM-D、PEN、ZUIKOブランドは新会社が継承 - ITmedia NEWS
オリンパスのカメラ事業がスピンアウトするらしい。
カメラ事業を停止するわけでも、マイクロフォーサーズが終了するわけでもないのだが、このニュースを見た瞬間に「ついにか〜」と思う。
有り体な理由を言えばスマホカメラの高性能化によるカメラ市場の冷え込み、とかなんだろう。
また他のメーカーと違ってフィルムスタートではなく、フルフレームに移行できないフォーサーズマウントの将来性への不安がやっぱりあるのだろう。
Lマウントに移行とかではなく、オリンパスとしてはカメラ事業を諦めた、ということであろう。
自分は一時期マイクロフォーサーズユーザーで、ペンタックスのサブとして使っていた。
コンパクトカメラよりも明らかに写りがよく、一眼レフより携帯性に優れる、といういいとこどりの使い勝手の良さであった。
カメラを1台しか所有できないとしたらマイクロフォーサーズにする、ぐらいまで入れ込んでいたが、コンパクトカメラがAPS-Cのセンサーを搭載しだし、一眼レフがフルフレームが当たり前になるとともに、時代遅れのマウントになってしまった。
こればっかりはしょうがない。
一方で、ミラーレスの時代を切り開き、オールドレンズというカメラの新しい楽しみを発見してくれた。
マイクロフォーサーズと安いM42レンズで、いろんなものを撮影した。
マニュアルフォーカスの楽しみを教えてくれたのもマイクロフォーサーズである。
繰り返しになるが、カメラ事業がオリンパスから切り離されるというだけで、別に終わったわけではない。
ただ、マイクロフォーサーズの前途は明るくないだろう。
なので、とりあえずこのタイミングでありがとうと言っておきたい。