林家こん平を偲ぶ

ラジオで林家こん平の話をしていて、「そう言えば亡くなったんだよな」と思う。


2020年(令和2年)亡くなった芸能人・有名人まとめ!訃報一覧|おさこ屋

ふと気になって調べてみると、当たり前のことだがいろんな方が亡くなっている。

志村けんは流石に衝撃的だったし、死ぬなんて思ってもみなかった方々が自ら命を絶ったりもしている。

また内海桂子は東京に来て初めて生で遭遇した芸能人であり、折々で遭遇していて色々話もあるが、また今度にしよう。


自分は林家こん平の高座を生で見たことがある。

中学の修学旅行で寄席(確か新宿 末廣亭)に行った時の大トリである。

少し話は逸れるが、修学旅行で夜の観光のコーナーがあり、野球と寄席と宝塚の選択肢から選ぶことになる。

男女問わず野球が1番人気があったのだが、野球に興味がないのとサブカルにかぶれていたこともあり、自分は寄席を選択する。

本当は宝塚に行きたかったのだが、宝塚を選択するのは女子だけであり、シャイな自分は選べない。

今は後悔している。

閑話休題

寄席の最前列に中学生が陣取っているとなると、落語家としてはイジらざるをえないらしく、出てくる落語家全員がイジってくる。

枕でイジるだけなら良いが、ひどいのになると笑いどころ全てで「わかる?」だの聞いてくるのもいて、終盤では割とうんざりする。

そんな状況の中、林家こん平は颯爽と現れ、我々に一言も触れずにチャーザー村の話で爆笑をかっさらっていく。

堂々たる横綱相撲であり、カッコ良い。

もちろんその日1番受けているし、寄席を選択したクラスメイトの間で「こん平面白い」というコンセンサスが出来上がる。


ご冥福をお祈りします。