人のフリ見て

所用で銀座に出向く。

もう通り過ぎる人の8割が外国人という光景に圧倒されながら、通りを歩く。

人は以前来た時と様変わりしているが、銀座の街並みの雰囲気は変わっていない。

要するに高級感である。

Apple storeやリコーのビルが改築・解体されているが、完成すればまた高級感のある建物になるのだろう。


そんなこんなで交差点で信号待ちをしていると、もうすぐ信号機が青に変わるという直前、横断歩道に車が突っ込んでくる。

向かい側の信号はすでに赤になっていて、明らかに無理なタイミングである。

車は横断歩道に立ち塞がる感じで立ち往生し、自分が進む方向の歩行者信号は青に変わる。

自分も含めて歩行者のほとんどは様子を見ていたが、自分の後ろの方からおっさんがズカズカ進んでいく。

明らかに車に体当たりしようとしていて、おっさんがぶつかるスレスレで車が急発進して交差点を左に回る。

事故にはならなかったが、かなりヒヤッとする。


正直いうと、おっさんの気持ちはわかる。

明らかに横断歩道に差し掛かる前に信号は黄色になっていて、無理に渡ろうとした車が悪い。

おっさんは車に対してどういうことなのかワカラセをしたいという心境なのだろう。

ただ、その光景を側から見ていると、おっさんが非常にみっともなく見える。

いい年こいたおっさんがイキっている感じである。

ああならないように気をつけたい。