今日も世間が喧嘩を売ってきているような日であった。
昨日に引き続き、細かく折々で不愉快な気分にさせられた。
しかしながら、本日のハイライトは、横断歩道を渡っていたら、車に引かれそうになる、というイベント。
人通りは少ない、というか、自分しか横断歩道を渡る人がいない、という状況。
横断歩道を3分の2ほど渡った時に、向こうから結構なスピードで車が走ってくる。
明らかに曲がる速度ではない車のウィンカーが左折に点滅していて、自分の頭がパニックを起こし、その場で立ち止まってしまう。
そして、自分の意識は次の瞬間に飛んでいて、気がつくと、自分の目の前にセダンが止まっていて、運転手のどう見ても80過ぎの老人と自分が見つめあっている。
老人は困惑した表情を浮かべている。
どれほど見つめあっていたのかはわからないが、他の車のクラクションが聞こえて、その車は走り去る。
その後、気持ちが落ち着いてから思ったのだが、「怒っている」とか「すまなそう」という表情ならまだ理解できるが、「困惑」は本当にゾッとする。
その際思ったことをあえてRAWで記載しておくが、老人が車でそのまま警察署に行き、免許を返納し、徒歩で3時間よたよたと歩いて帰宅した後で、茶の間のソファーに腰掛けて、「ふぅ・・・、もう人を轢く心配をしなくていいのか・・・」という安堵感の中、息を引き取って欲しい。