独り相撲

同僚が年末に結婚していたらしい。

そんなそぶりをおくびにも出していなかったので、あまりの電撃ぶりに狼狽を隠せず、何度も何度も問い直してしまう。

正直言って、同僚の状況やら性格を鑑みるに、結婚という概念に少しも重なる部分がないように思っていた。

なので自分は大々的に驚愕したのだが、自分の人の反応はそれほどでもなく、温度差が1000度ぐらいあるように感じる。

「いや、この人結婚したんだぜ?」と職場の人全員に問い質していこうかとも思ったが、常識的に考えてあきらめる。

同僚と結婚のオーバーラップに違和感を感じていたのは自分だけだったのかもしれない。

ともかくおめでとう。