在宅勤務になってよかったことは、勤務中、気兼ねなく音楽やらラジオが聴ける、という点である。
仕事しながらApple Musicが勧めてくる音楽をそのまま聞いたり、地方局の昼間の番組を探ったりしているのだが、11時になると、テレフォン人生相談についチューニングを合わせてしまう。
おぎやはぎ・小木がラジオ『テレフォン人生相談』を大絶賛!「ビックリするよ、この面白さ」 | ガジェット通信 GetNews
以前おぎやはぎの小木がラジオで褒めていたのは知っていたのだが、実際聞き出してみると、本当に面白いので参る。
「テレフォン人生相談が面白い」というのは「自分はゲスな人間です」というのに等しいことだと思っている。
番組に出る相談者は押し並べて、どこか落ち度がある人が多い。
というか、はっきり言えば、大体がどうしようもない人である。
どうしようもない人に「お前のここがどうしようもない」と言ってやり込めるのは、どうしようもなくエンターテイメントなのだと気づかされる。
俺はゲスな人間だ、と思いながら、背徳感に似た気持ちで最近ほぼ毎日聴いている。
若い頃、無職の時代に暇つぶしでラジオをなんとなく聴いていて、流れでテレフォン人生相談を聴いていた時期もあったのだが、その頃は面白みがよくわからなかった。
それから曲がりなりにも人生経験を積み、どうしようもない人のどうしようもないところが理解できるようになっている。
つまりは、相談者の悩みを実感として理解できるようになり、それに対するソリューションに共感できたり気づかされたりすることが面白くて仕方がない。
今の所、Youtubeを漁ることはなんとか自制しているが、時間の問題、という気がする。