正月は終わらない

正月、実家からこちらに戻ってくる際に、母親からしこたま餅を持たされ、それからほぼ毎晩、夕飯に餅を食べていたが、昨日の段階で残り2個となり、最後はお汁粉にして食べよう、と心に決めた。

思えば紆余曲折であった。

こんがり焼いた餅が食べたいと思い、トースターで焼いてみるが、アルミホイルの上でべっとりとした餅を剥ぎながら食べてみたり、切り込みを入れるといいと聞いては、切り込みから溢れた餅がアルミホイルにべっとりついてみたり、醤油を表面に塗るといいとネットで見て試してみると、やはり溢れた餅がべっとりついたりした。

焼きはもういいと思って、うどんと煮込んで力うどんにしてみたり、豆乳で煮てみたり、コンソメで煮てみたり、味噌汁に入れてみたりした後で、いや、フライパンで焼けばいいじゃん、ということに気がついて試してみたら、やっぱりべっとりした仕上がりになってしまったりと、餅との折り合いがあまりうまくつけられなかった。

そして今日、缶のお汁粉を買ってきて餅を煮てみたが、実際やってみると、正月からこっち、ずっとこれで良かったじゃん、ってぐらい美味かった。

実家から持って帰った餅はすべて消費したが、スーパーで餅を補充しようかと考えている。