DC展 スーパーヒーローの誕生|The Art Of Dc - The Dawn Of Superheroes
DCファンを自称する自分であるが、閉幕間際の今になってようやくDC展を見にいく。
DC展は六本木ヒルズで開催されており、何しろ自分の行動圏ではないために、行くのが億劫であった。
しかしながら、所用で六本木の近くまで行くことになり、ついでに見に行くことにする。
「スーパーヒーローの誕生」ということで、DC全体の歴史を語る展示かと思ったが、スーパーマン・バットマン・ワンダーウーマンなど、キャラクターにフィーチャーした構成になっている。
また展示されている作品が、基本的には原画と映画の衣装や小道具ぐらいである。
それはそれで良いのだが、それであれば「多くの人の手によって、キャラクターの色々な側面が掘り下げられる」というアメコミの醍醐味をもっと掘り下げてほしかったように思う。
全体的にはDCに興味がない人を惹きつけるような内容ではない気がする。
ただ自分はDCに全力で興味がある人間なので非常に楽しむ。
都合2時間ほどいたぐらいである。
特に自分をDCやアメコミに引き込んだ超名作である「バットマン: ダークナイト・リターンズ」の原画は本当に5分ぐらい眺めていたと思う。
さらには出口の直前で一旦引き返してもう一度見たぐらいである。
スーパーマンとバットマンの対決シーンのカラー原稿で、ダークナイト・リターンズを初めて読んだ時の衝撃をありありと思い出す。
万人に受けるような企画展ではないと思うが、自分はよかったと思う。