千葉公平

土曜の夕方に新喜劇を見るというのが習慣になっている。

大阪では土曜の昼にやっているみたいだが、Tverでは3日後の火曜日に配信が始まる。

別に火曜日にみても良いとは思うが、以前は放送後すぐ配信でその頃の習慣が残っており、なんとなく「新喜劇は土曜に見るもの」という感覚がある。

明日も休みという安堵感の中、晩飯をゆるゆると食しながら、ゆるい喜劇を見る。

1週間の中で1番気が抜ける時間である。


今週(先週?)の新喜劇には千葉公平が出演している。

自分は吉田裕と千葉公平推しなので、彼らが出る週は幸福度が上がる。

今週の千葉公平も良い仕事をしている。

千葉公平は以前、金成公信という名で活動していて、都市伝説の関の元相方である。

彼を初めて知ったのは出世作であるイカリングの面積という番組であるが、自分的に印象深いのは昔Nack5で放送していたアイドル・ショーケースという番組である。

その番組は公開生放送で、毎週アイドルを呼んで衆人環視の中トークするという、素人目の自分からして見ても、かなり難易度の高い企画である。

金成氏はMCをやっていて、どんなアイドルが来てもインファイトでもなく、アウトボクシングでもなく、適度な距離感で面白いトークをする。

当時は「ずいぶん女の扱いに長けた人なんだな」という印象であった。

アイドルショーケースが終わり、金成氏は自分の圏内からはしばらく外れていたが、Tverで新喜劇を見出して、金成氏を見かけた時は非常に衝撃を受けたことを覚えている。

ジャリズムの渡辺が落語家に転向する、という時以来の衝撃である。

そういうキャリアパスもあるんだな、という感心。

やはり彼は目端が利く男なのだな、という感がある。


新喜劇を見始めて浅い自分が言うのはなんであるが、なんとなく座長になる感じではない。

それでも烏川耕一や島田一の介のような、欠かせないバイプレーヤーにはなる気はする。