ここ数日、江口寿史のことを生暖かく見守っていたのだが、なかなかの大ごとになっている。
江口寿史氏“トレパク”疑惑の影響広がる ルミネのポスターが発端、セゾンカードやデニーズなど「事実確認中」 - ITmedia NEWS
まあ、企業がこういう対応になるのは当然だよな、といった感じである。
自分は絵心がなく、絵を描くということもないので、トレパク自体に何の感慨も湧かない方なのだが、この件に関しては、少し思うところがある。
江口寿史先生の「マンガの背景」論と、マンガ家たちの反応。 - posfie
トレパクの件を聞いた時に、真っ先にこの件を思い出したからである。
改めて件のまとめを読んでみると、
上條淳士の「Sex」の背景は写真を精密にトレースしているが、写真そのものじゃない。漫画だ。
— 江口寿史 (@Eguchinn) November 29, 2011
今回の件はおそらく、ここの線引きで行っているものだろう。
江口寿史の過去のトレパク疑惑イラストまとめ!検証ツイートも | ゆるめトレンド
しかし、比較画像を見ると、まあ、ちょっと流石にその線引きでもアウトという感想が出てしまう。
そして個人的には、背景よりも、人物の方が、やってることの意味は重いと思ってしまう。
あと、バレた後のツイートの「金井さん(@tiyk_tbr)の今後の活動にも注目してくださいね。」という一文にイラっときてしまう。
まあ、多分イラストレーターとしてはかなり、致命的なことになってしまったとは思う。
もう怖くて企業は使えないだろう。
今は生成AIとかで、権利とかはなかなか難しい段階なんだとは思う。
そして、繰り返しになるが、個人的にはトレパクに関しては、あまり感慨が湧かない。
今回の件に関しては、過去言っていた事と、実際やっていたことのギャップにまるで気がついていない。
気が付かれた後に、反省とか、誠意とかが感じられない。
そういうところがダメだなぁ、という感じである。