思いのままにペンでスラスラ #33

昨日は「若干まずい状況なのではないか」という懸念があったわけであるが、今日の自分はその状況を鮮やかに覆してやった。

おそらく・・・。

昨日の俺よ、かなり冴えている今日の俺に感謝するが良い。


朝、馴染みの立ち食い蕎麦屋に行く。

自分は「迷うのがめんどくさい」という理由で飽きずに同じメニューを食す癖がある。

ここ半年ぐらいその店ではかき揚げそばを食べているのだが、先々週、野菜天そばにタケノコの天ぷらが入っている、というのを見かけ、たまらず野菜天そばを食する。

タケノコは穂先の部分が3本ぐらい入っていて、「ギリギリ物足りなくない」という量であり、値段を考えればこんなものだろうと納得することにする。

話を戻すと、今日の朝、いつものルーティンに戻ってかき揚げそばを頼むと、かき揚げに賽の目に切ったタケノコがゴロゴロ入っている。

旬の面で見ると完全に時期を外しているが、量の面ではタケノコを十分堪能できる量である。

一応ホワイトボードで野菜天のメンバーを確認すると、タケノコは戦力外になっている。

というか、今までかき揚げの材料が変わったことなんて一度もなかったのに突然タケノコを入れてくる理由が読めない。

これは旬に関係なくタケノコがレギュラー入りしたということなんだろうか。

あるいは「これからかき揚げは気まぐれて行くぜ」というオヤジからのメッセージかもしれない。

ただ単純に「旬が過ぎているのでメインには持ってこれないが、安く手に入ったのでかき揚げに入れた」というのも考えられる。

気になるのは、先々週のかき揚げにはタケノコは入っていたのか、という件である。

とにかくかき揚げにタケノコが入っていた件に関して、オヤジを問いただしたかったが、シャイなんでやめておく。

とりあえず「自分はタケノコが好きだった」という事実は再確認する。