MCUを一巡する

先月よりDisney+と契約し、MCU作品を見ていたのだが、「アベンジャーズ/インフィニティーウォー」の視聴をもって、全ての作品を見たことになる。


自分がMCUを見だしたのは「キャプテン・マーベル」で、そこからの流れでいきなりMCUの集大成である「アベンジャーズ/エンドゲーム」を見てしまう。

もちろん全くピンときていない。

そんな経緯でMCUに入門したので、もう順番に見ていく意味はなくなってしまい、Disney+では開き直ってキャプテン・マーベルの前に公開された作品、「アントマン&ワスプ」から公開順に遡っていく、いわゆる逆打ちの視聴を行うことにする。

インフィニティーウォーに関してはエンドウォーと直接繋がっているのであえて最後に取っておいたが、アイアンマン2まで遡り、インフィニティーウォーにたどり着く。


MCU作品を未進めて行くごとに、エンドゲームがマジで激エモな作品であり、真の意味で全ての作品の焦点であり、MCUの全ての作品がエンドゲームに向けて周到に物語を積み重ねていたことがわかる。

毎作エンドゲームのこれはここから繋がっているのか! という発見があり、1作見終わるごとにエンドゲームを部分的に見返していた。

都合、エンドゲームは部分的ではあるが22回見返したことになる。

そして、インフィニティーウォーを見た今、エンドゲームを最初から見返さないわけにはいかなくなっている。


逆に言えば、MCU全体の繋がりを重視するあまり、1作ごとの満足度は相対的に低いと思う。

後の作品になる程、見るため・楽しむためのMCUの前提や知識が必要にある。

MCUを順次見ていることが前提になっているため、1作ごとの説明が足りない。

どこからでも入れるわけではなく、アイアンマンから順番に見ていくのが楽しむ前提というのは、いささかハードルが高く感じる。

一応言っておくと、それでもアクションが面白いので見ていて楽しい、というのはある。


MCU作品の中ではキャプテン・アメリカ3作が非常によかった。

ファースト・アベンジャーウィンター・ソルジャーを見ないでシビル・ウォーを見たために、初見の際は

全面的にキャプテン・アメリカの歪んだ正義感
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカを見る - 浅田三等兵の日記

としか思えなかったが、シリーズを見るごとにキャプテン・アメリカの心情が理解でき、今ではシビル・ウォーが一番好きな作品である。

アイアンマン3部作もそうだが、初期のMCUは割と社会性の強い作品になっていて、この雰囲気は非常に良い。

フェーズ4以降はファンタジー色強めの作品がラインナップされているが、そういった路線もまたやって欲しい。


できれば今度は正調にアイアンマン2から順次見ていきたいが、正直今はその気力はない。

でも英気を養って、またいずれMCU作品を見たい。