サブスク解禁を機に久保田利伸の曲を全部聞く、というようなことをやっていた。
その過程で「海に来なさい」という曲を見かけ、「ずいぶんすごいタイトルだな」と思っていた。
久保田利伸は自分が生まれてから今まで聞いてきた全ての曲の中で1位好きなタイトルである「Olympicは火の車」を生み出した男である。
「海に来なさい」というタイトルを見て、久保田だったらこれぐらいは思いつくだろう、ぐらいに思っていた。
今朝、Twitterを見ていて、「海に来なさい」はカバーであることを知る。
件のツイートは鍵垢なんで貼ることはできないが、「海に来なさい (久保田利伸版)」という文言を見て、え? となる。
早速検索してみると、井上陽水の曲であるとのことである。
「いや、井上陽水と言われれば井上陽水っぽいタイトルだわ」といけしゃあしゃあと思う。
久保田利伸と井上陽水のつながりがいまいちよくわからなかったのだが、カバーした理由については以下のページに記載がある。
SONGS久保田利伸「海へ来なさい」の衝撃: MH audio のブログ
ちょっと長いが引用すると、
「なんて素晴らしい歌詞なんだろう、こんな曲自分でつくりたいな、、とおもって、、
そういう曲作ってみようとしたけど、、、でも、あんな言葉、紡ぎだせない、、ぼくがずーっと、自分でいろいろ考えていたりとか、海について考えたりとか、
人生について考えていたりしたこと、、で、、時々たどりつけそうでつけない答えが
いっぱいあそこに書いてあって、、こんな曲が世の中にあることって素晴らしい、、自分でここまで至れなくても、
この曲オレ歌いたい、ってすごく思った」
と凄まじい絶賛である。
正直、久保田利伸版を聞いた際にはそこまで歌詞については意識していなかったが、改めて歌詞を読んでみることにする。
・・・確かにこれは素晴らしい。
ここまで真っ直ぐで前向きで美しい言葉で紡がれた歌詞は出会ったことがないと思う。
結局のところ、「久保田利伸が井上陽水を聞いている」という意外性に関する答えは見つけられなかった。
でもまあ音楽家なんだから、畑違いの曲だって普通に聞くんだろう。
SONGSで流れたものらしいが、アルバムよりこっちの方が良さがよくわかる。
歌詞を絶賛した後ではあるが、やっぱ久保田は歌上手いなぁ・・・。