映画館の営業が再開し、とにかく映画を観に行くことを優先し、仕事終わりに1番見やすい時間に上映されていたジェントルメンを観に行く。
そんな理由で観に行ったので、前情報は全く入れなかったため、結果として非常に楽しめた。
自分が中学・高校の時ぐらいにこういうオフビートなクライムサスペンスが好きでよく観ていた。
前はこういう雰囲気の映画がたくさんあった気がしたのだが、なんだか久々に観た気がする。
大麻ビジネスの利権をめぐって複数の人物・組織が争いあう、という物語である。
ありきたりといえばありきたりの筋であるが、大麻栽培の方法とか、ビジネスの継承という部分がフレッシュである。
終盤の畳みかけるようなどんでん返しの連続も、「キタキタ」という感じで逆に安心してみられる。
ケレン味たっぷりの演出も相まって、オールドスクールなクライムサスペンスになっている。
そつもなく、懐かしくもあり、面白くはあったが、特筆すべき部分はないし、わざわざ他人に薦めようとは思わない感じではある。
