西銀座チャンスセンターにて #6

こりもせず、今年の年末もジャンボ宝くじを購入する。

タイトルからもわかると思うが、今回も当たると評判らしい西銀座チャンスセンターにて購入する。

当たると評判ながら、自分にその恩恵を授けてくれたことはないので、いい加減別の売り場でもいいんじゃないかとは思う。

ただなんとなく「当たる売り場で買った宝くじ」というのが、当選への期待を上げ、ひいては当選後の生活を想像する際のリアリティー・モチベーションを上げてくれる。

そういうバックグラウンドが大事なんだと力説したい。


会社帰りに向かったのだが、1番窓口は果たして行列ができており、もう端から並ぶ気はない。

次善の7番窓口であるが、自分が行った際には5人ほどしか並んでおらず、5分ほどでサクッと購入する。

バックグラウンドのことを考えるなら、1番窓口で寒さに耐えて苦労して手に入れた、の方がありがたみは増すと思う。

ただ現実的に当選確率を考えると、「割に合わない」という感情の方が勝ってしまう。


斯様に人の感情というものは複雑にできており、その時の気分も含めてしまうと自分のことすらよくわからないというのに、世の中が回っているということに感動を禁じ得ない。