鴨肉を食す

ふるさと納税で大量の鴨肉を手に入れ、とりあえず1パック目に手をつける。


今日は在宅の日であり、自宅でのんびり朝食をこさえる。

ホットサンドメーカーでパンを焼き、そのあと鴨肉のソテーを作る。

ホットサンドメーカーに鴨肉を並べ、蓋を閉じ、パンを食べている間に弱火でじっくり火を通す。

パンを食べ終え、蓋を開けた時には、中は油でヒタヒタになっている。

想像以上の油にどんびきしてしまったが、結果的に油で揚げた感じになり、サクッとした食感になっておいしい。

油はキッチンペーパーに吸い取らせて捨てる。

蓋側に飛び散った油がビッチリ付着していて、ホットサンドメーカーで焼いたのは良判断であった。


昼は鴨炊き込みご飯にしてみる。

飯盒に米、そして上に鴨肉を並べて火にかける。

鴨の旨みを吸って美味しいご飯になる、と想像していたのだが、油のことを思い出したのは火にかけて5分ほど経った頃である。

完全にうっかりであり、もう後戻りできない。

規定時間が過ぎ、恐る恐る蓋を開けると、米が油で泳いでいる。

声に出して「えっ?」って言った。

こちらも想像以上の油である。

しょうがないので、鴨肉で米を抑えて、飯盒の隅から流しに油を捨てる。

キッチンペーパーでどうにかなる量じゃない。

米自体はビチャビチャながらも炊き上がっていて、味も鴨の風味が感じられてそこそこ美味しい。

炊き込む前に一度焼いて油をぬけば、良い感じになると思う。


夕飯は鴨南蛮にして食べる。

カレーパウダーと、蕎麦と鴨肉を鍋にぶち込んで火にかける。

どうせ汁は全部飲まないから、油は気にしないことにする。

それと火にかけすぎるのが良くないのだろうと思い、鴨肉が白くなった段階で火を止める。

どうやらこれが正解で、油も適度で美味しく食べられる。


ただ量が思った以上で、数えたところ全部で36切れもあり、今日中に全部食べきれなかった。

明日の晩も鴨肉になる。

明日はすき焼きのタレを買って帰ろうと思っている。