午前中に広告で「勇者パーティを追い出された器用貧乏」なる漫画とエンカウントする。
説明の必要はないと思われるが、いわゆるパーティー追放系の作品である。
以前無料で漫画を読みまくっていた影響が今になっても残っていて、そういった広告は表示され続けるし、暇があればそういった広告を押してしまうので、漫画が絶滅しない限りはもう一生止まらないだろう。
件の漫画は現状3話まで公開されている。
3話を読み終わった段階で、なかなか引きがあり、続きが気になってしまう。
さりとて有料で読む気にもなれず、Wikipediaあたりにその後のあらすじがあるかと思って検索してみると、原作がなろう系の小説で、あらすじどころか本編が無料で読めることを知る。
そして午後が潰れてしまう。
思った以上に世界観がきちんと構築されていて、魔法の仕組みや社会もあり方も興味深い。
エピソードもただ戦って無双するだけでなく、政治や教育なども語られるので飽きない。
現状100話ちょっと読んだ段階では、「ああ、やっぱこういう展開ね」となってクールダウンはしているのだが、それでも続きは読みたくはある。
ここまで楽しんでこう言うのもなんだが、文章に全く深みがない。
なので素麺を啜る感じでツルツルと読めたのだが、「これは読書ではないかな」という気はする。
ストーリーを伝えるためだけの文章であり、文章に情緒が全くなく、アニメを見るのとそこまで変わらない。
ラノベを読むのは初めてではないが、ラノベに対する意識はちょっと変わった気はする。
それはそれとして楽しくはあり、なんなら漫画を購入しようとしている自分がいる。