観に行く理由に関しては昨日書いた。
その時に予約の少なさが気になっていたのだが、結局のところ席数300ぐらいのキャパで3分の1ぐらいしか埋まっていない。
でも100人ぐらいで、多いのか少ないのか微妙なところではある。
キャプテン・マーベル、ミズ・マーベル、モニカ・ランボーのチームアップ映画であるが、なかなか面白かった。
手放しで面白いと言えないのは、やっぱり脚本がガバガバなせいであろう。
力を使うと3人の位置が入れ替わるというのが、今作の面白ポイントであるが、入れ替わる部分の理由付けがあまりピンとこない。
入れ替わりのアクションに関してはめちゃくちゃフレッシュで面白かったし、ストーリー的にもうまく利用されていたとは思う。
ただ、その根本の設定が釈然としないので、イマイチ乗り切れない。
また今作で要求されるMCUリテラシーはかつてないほど高まっており、前作のキャプテン・マーベルを観ていたぐらいでは理解できない部分も多いと思う。
物語はこれまでのMCUの推移を踏まえて、背景がそれなりに入り組んではいるのだが、ほとんど説明がない。
これはチームアップ映画なので仕方ないとはいえ、唐突なヴァルキリーのカメオとか、エンディングやポストクレジットシーンに関しては、わかってる人だったら超絶アガるんだろうな、と割とわかってるはずの当事者でありながら他人事のように思ってしまう。
もう昨日の投稿がフリみたいになってしまったが、ミズ・マーベルがすごく良かった。
カマラとそのファミリーがいたことはこの作品に素晴らしい影響を与えている。
思い返してみればカマラやファミリーのスタンスはドラマ版とほぼ変わっていないのだが、映画のテンポ良さでだいぶ印象が変わったのだと思う。
これぐらいぎゅっとしている感じなら、観ていて楽しい。
自分はそこそこ楽しめたが、やはり脚本の出来とか、CGのクオリティーなど気になる部分はあり、MCUのマルチバース・サーガ自体があまり盛り上がっていない感じも含めて、今は少し微妙な心境になっている。