喫茶店模様

出勤する日の朝は喫茶店に寄るのだが、まあいろんな人がいる。


自分の目の前にスリープモードなどで全く隠すそぶりもなく、エクセルをガッツリ開いた状態のPCが放置されている。

タバコを吸いに行っているみたいである。

目の悪い自分でさえも、目を凝らせば数字が読めそうな感じである。

PCを放置しても大丈夫、という治安の良さに関心はするが、今どきそんな状態で放置してOKな会社なんてあるんだろうか、とも思う。


その一方で、席を引き寄せて、4人分のスペースを1人で使っている女がいる。

それだけなら別に珍しくはないのだが、スマホをいじっている女の対角線上に小さな紙の手さげが置いてあるだけ、という状況は流石にすげぇなとは思う。

本当にそれ以外に荷物がない。

誰かが来るのかもしれないと思っていたが、30分経った今も1人でスマホを見ているだけである。

結構席は埋まりつつあるので、そのうち声かけて席を譲ってもらう人が現れるかもしれない。


モーニングを食べてトレーを下げに行くと、コーヒーが3分の2ぐらい残っているカップを見かける。

この喫茶店にはこの近辺で唯一と言ってぐらい貴重な喫煙所があり、結構盛況である。

おそらく、コンビニでトイレを借りる際にジュースを買う、みたいなもので、喫煙したくて注文しているのかもしれない。

にしたって随分高い喫煙料じゃない? とも思うし、飲めばいいのに、とも思う。

まあ、今どきタバコを吸う人はそれぐらい富裕なのかもしれない。