令和の幕開けにシャザム! を観る。
5/1は割引デーで、アベンジャーズ公開直後なので激混みなんだろうな、と思っていたら、果たして劇場は人でごった返している。
シャザム! を上映するスクリーンに入ると、ガラガラではないが余裕があり、やはりあの人たちはアベンジャーズを見に来たんだろうなと思うと、その人気ぶりにDCファンの自分としては若干の嫉妬を感じる。
DCファンだと言いつつ、正直いえば、シャザム! は「キングダム・カム」でしか読んだことがない。
シャザム! がどんなキャラかよくわかっておらず、下調べも全くしないで観たのだが、端的にいえば面白かった。
全体のトーンはコメディーで、それも声を出して笑える。
ストーリー的にゆるい部分はあるのだが、そもそもコメディーなのでそこまで気にならない。
孤児とか障害者とか重いキャラ設定なのに、そこまで深刻にならず、不謹慎な感じもなく、軽いタッチで扱っている。
さらに最後のバトルでは、「変身」をうまく使った、鳥肌の立つような展開があり、そこが非常に良い。
アクションもDCEUの重量感を感じる部分を引き継ぎつつも、軽快な感じもあり、良い。
はっきりいえば、あまり期待してはいなかったのだが、今は自信を持って、イイ! と勧められる。
ダークからコメディーまで、DCEUはいろんなトーンの作品が展開されていて、ユニバース全体がいい方向に向かっている気がする。