劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本/劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME
ゼロワンにはかなりアツくさせられたので、当然のように劇場版を観に行く。
まあ、お子様向けの映画であり、実際観客も大体は家族連れで、話がどうとかいうのは野暮である。
子供を馬鹿にしているわけではないが、刺激がある映像でカッコよければ、ある程度映画の目的は達成されるものだと思う。
にしても、セイバーの作りには少しびっくりする。
物語をテーマにした作品のはずであるが、この映画に関してはストーリー性がほぼ存在しない。
強い敵が出てきて戦って勝つ。
内容がそれだけである。
面白いとか面白くないとかを通り越して、割り切り方に清々しさを感じる。
ゼロワンに関しては流石にもう少し込み入ったストーリーがあり、やはりよくできている。
敵役のエデンの設定が非常に興味深い。
「ヒューマギア」「ザイアスペック」ときて、さらに新しいテクノロジーが登場する。
AIの使い所としてザイアスペックのアイディアほどではないが、「ああ、そういう応用もあるよね」という感じである。
あの人は結局どうなったの? とか、エデンの最後とか、ストーリー的なソツの部分は色々感じるが、そこに突っ込みを入れるような映画ではない。
アキラ100%の場面は思ったほど悪くなかったし、仮面ライダー達の共闘や、意外な人物の意外な活躍とかを何も考えずに楽しもう。
出演陣で、伊藤英明の存在感は流石であるが、映画館に通い出して実は一番見ている女優であるところの山崎紘菜の真価が見られて嬉しい。
ちょっと固いかな? とは思ったが、なかなか良い演技をする。
他の役者は1年の積み重ねがあっただけあって、役柄にもちろんハマっている。
Vシネ「ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷」発売、3月に限定上映も(動画あり) - 映画ナタリー
続きはまだ見られるようなので、あの人がどうなったかはこちらで見られるんだろうか。