かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～ファイナルを観る

事情はよくわからないのだが、今週末(金土日)、いつも行く映画館が会員限定の割引を行っている。

だったら絶賛公開中の「シャン・チー」でも観ようかと思ったのだが出遅れたらしく、席がギンギンに埋まっている。

「お前らザ・スーサイド・スクワッドの時はどこにいたんだよ」と思ったが、それはさておき、檄混みのシャンチーはまたの機会にして、ぶっちゃけスカスカである「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～ファイナル」を観ることにする。

前作は映画館で観ており、「意外にもよかった」という感じであった。

何しろ今の若い子達の演技がなかなかよく、コミック的なノリをやり切ってる感が清々しかった。

キャストは前回とほぼ一緒なので、「今回もあの清々しさは感じられるだろう」と思い観に行ったが、果たして期待通りであった。

前作からのキャストはもちろんのこと、今回から登場した人たちもやり切ってる。

贔屓目だとは思うが、特に我らが高橋文哉(ゼロワン)は本当にチャラさと嫌な感じが出ていて良い。

福原遥も良かったし、池間夏海は相変わらず可愛い。

もう「美男美女を観たい」という心境に今更目覚めている気がする。

物語はやはり恋愛頭脳戦からはだいぶかけ離れていて、ただのラブコメであるとは思うが、話自体は手堅く展開する。

無理のある繋がりとかはないし、ソツもない。

ただファイナルとはいえ、ここまで最後まで語る必要はなかったんじゃないか、ということは感じる。

結末に関しては若干余地とか余韻は欲しかったように思う。

自分はクライマックスのキャンプファイヤーの件に、恥ずかしながらグッときてしまう。

あそこは映像が素晴らしい。

あそこだけ何度も見たい。