トム・クルーズが何度も言及している通り、これは映画館で観るべき作品だろうと思い、いずれとは思っていた。
ただ、前作のトップガンを見たのが遥か昔で、すっかり話が抜けており、復習してからマーヴェリックを観ようと思っていたのだが、サブスクの作品が最近かなり充実しており、もう見る暇なんかなさそうなんで、思い切って観に行くことにする。
まあなんとなく作品的に、「前作を忘れていてもそれほど支障はないだろう」とは思っていたのだが、果たして支障はない。
前作とのつながりがわかればもっと面白い部分は色々あるんだろうが、アイスマンとかグースとか、メインの部分はなんとなく覚えていたので、大まかな部分のエモさは十分に感じる。
そもそもが80年代を彷彿とさせる割とガバガバなストーリーで、洒落臭いことは何も考えないでアガる部分を存分楽しんで観れば良い感じである。
とにかくこの映画の見どころは飛行シーンで、ここ近年で1番映画の迫力を感じることができる。
トム・クルーズが、
「私とジェリーはこのような大きなスクリーンでこの映画を楽しんでいただくために作りました。」
来日最後のサプライズは……!トム・クルーズ史上初!日本のファンと自身の主演作『トップガン マーヴェリック』を鑑賞! - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)
と語っているが、これは偽りなく大スクリーンのための作品である。
開始1分足らずで「あ、これIMAXで観るやつだ」と思い知らされ、観終わったあとで「やっぱこれIMAXで観るやつだ」と思い知る。
普通のスクリーンで見ても恐るべき迫力だったので、これから観る人は可能な限りIMAXで観ることをお勧めする。
恐ろしく陳腐なことを言うが、まごうことなく「これは映画館で観る作品」である。
観れるうちに映画館で観た方が良いと思う。