夕飯を食べていると、魚を焼く匂いが漂ってくる。
その時部屋の換気のために玄関の戸を開けていたのだが、廊下が煙で充満しており、部屋の中にまで煙が漂ってきている。
これはもう建物の作りが悪いのだが、換気扇の排気が直接廊下に放たれるので、魚を焼いたらこうなるのは仕方がない。
でもとりあえず、魚を焼いている隣人に届くように大きめの舌打ちをして、戸を閉めることにする。
ドアに向かい、ノブをつかんだその時、玄関脇にAmazonの置き配があることに気がつく。
家に帰ってきた時には置き配はなかった。
つまりはこうだ。
ドアが全開で明らかに住人がいる中、こっそり配達員は置き配して帰って行った、ということである。
いや、別に良いのだが、一声かけてくれても良かったんじゃない? とは思う。
その後、配達済のメールがAmazonから届いたのだが、いつも丁寧に付いている置き配の証明写真が添付されていない。
そこのめんどくさいところを省く楽は享受するのかというところに、少し思うところがある。