懐かしのラジオやテレビに会える。愛宕山のNHK放送博物館に行ってきた - AV Watch
上記記事を見て、非常に興味をそそられてしまう。
自分は古い画像とか古い機器とかが好きなので、もうそれだけで行く理由がある。
「メディア関係者に紹介するツアー」で書かれた記事で、完全にプロモーションに乗せられた感はあるが、日本の放送の礎であるNHKの所蔵物が見られるとなれば是非もない。
それに無料である。
自分はテレビを持っておらず、もちろん受信料も払っていないので、ちょっとだけ後ろめたさはあるが、まあ別に良いだろう。

愛宕山には朝10時ぐらいに到着し、見学し始めたのだが、なんやかんやで施設を出たのが15時である。
5時間ぐらいたっぷり展示物を見ていたのだが、それぐらい興味深いものが見られる。
放送博物館は4階建てで、それぞれの階にテーマがある。
自分の興味は完全に3Fのヒストリーゾーンにあって、ここでは主に技術史を中心に展示が行われており、放送技術の変遷とともに、NHKでは何が行われてきたのか、ということが語られている。
2Fのテーマ展示ゾーンでNHKの番組の歴史の展示があり、ドラマ、スポーツ、子供番組、音楽番組など、コンテンツを軸にした展示になっているのだが、3Fでは、例えば機材の軽量化によってニュース番組がどう変わったのか、とか、衛星中継の発達によってどんな番組が作られたのか、という切り口の展示になっている。
ラジオの開局から地デジまで、時系列に展示されていて、その流れの中で古い機材が見られる感じになっている。
VTRや古い放送用機材などもやはり興味深かったのだが、やはり1番グッときたのは民生用のラジオやテレビの展示である。
Pinterestで古いテレビやラジオの広告は死ぬほど見てきたのだが、こうやってまとまって古い実物を見たのは初めてのことである。
自分はゼネラルという家電メーカーに興味があって、その祖業であるラジオの実物を見られたのが良かった。
ゼネラル 5S-4型 マジックアイ付5球スーパー受信機|ラジオ|所蔵資料|NHK 放送博物館
他にも昭和天皇が使っていたやんごとないテレビやラジオとかの展示もあって、「NHKだなぁ・・・」と思った次第である。
また、日本で初めてラジオの電波を送信した機材の展示もあり、その顛末は非常に面白い。
日本のラジオ放送開始から今年で99年を迎える!ラジオ放送開始までの苦難とは⁉ | ステラnet
上記で詳しく読めるが、今の時代だとこんなことは起こらないんだろうな、と思う一方で、今もこんななのかもしれない、とも思う。
件の送信機「GE社(RCA)製AT702」はでかい機材であるが、これで東京全体に電波を送る、と考えると案外小さい。
また80kgにも及ぶ、最初のハイビジョンカメラも展示されていたのだが、今やiPhoneの方が綺麗な映像撮れるんだろうな、と思うと、人類の進歩の凄まじい速さになんらかの感慨を得てしまう。
2Fはコンテンツ主体の展示になっており、ドラマやスポーツなど、ジャンルによる展示が行われている。
やはり大河や朝ドラの展示は繁々と見てしまう。
自分が生まれた年にはどんなドラマが放送されていたのか、とか、自分の記憶にある最も古いドラマは何か、など、見ていて飽きない。
やはりというか、ここでは「おしん」がかなりフィーチャーされており、いかに金字塔だったのかがわかる。
このコーナーで初めて知ったのだが、「おしん音頭」なるものがリリースされていたそうである。
実際に聞いてみると、「なんでこれをやろうとしたのかなぁ・・・」と遠い目にならざるを得ない。
それにサビの部分は今やクロちゃんの存在のせいで印象が変わってしまっており、世界観との隔たりが絶望的なものになってしまっている。
まあ、それはいいとして、おしんといえばあの名場面、という部分がエンドレスに流れていたのだが、小林綾子も泉ピン子も伊東四朗もマジでいい演技していて、そりゃ伝説になるわ、といった感じである。
それと、おしんに寄せられたファンレター(イラスト)が見られるノートがあるのだが、素晴らしすぎてちょっとフフってなる。
そして正直1番アツくなったコーナーがこどもコーナーである。

俺たちぐらいのおっさんがこの出迎えでアガらないわけがない。
令和のお子様そっちのけで自分たちを歓待するNHKの姿勢には敬意を表したい。




撮影OKだったので、もちろんここぞとばかり写真を撮りまくっていたのだが、心奪われたのはじゃじゃ丸であった。
羽っぽい髪の毛とか、スカーフの巻き方や柄とか、TVでは伝わっていないディテールがすごくかっこよかったり、忘れていたのか気づいていなかったのか定かではないが、八重歯とかデベソの存在にギョッとしたりする。
あとポロリが結構デカイ、というのも意外だったし、ピッコロですら180cmある、というのが1番の見どころである。

もちろんゴンタくんも撮りまくった。

このコーナーでは過去の放送をちょっとだけ見られ、それで「できるかな」を見たのだが、こんなのおっさんになった今の自分でも楽しいし、今の子供にだって通用すると思う。
端的にいうと、自分でもびっくりするぐらい堪能する。
これで4Fのアーカイブのコーナーには1歩も足を踏み入れてないというのだから、まだまだしがめそうである。
また行きたい。