辞めていく人たち #6

今月いっぱいで辞める同僚に、「11月から何するんですか?」と聞いてみる。

「いや〜、しばらくのんびりします」という返答が返ってくる。

同僚は今までそんなふうに生きてきたみたいで、大体半年前後働いて3ヶ月ぐらい休む、というサイクルを繰り返しているようである。

前に、消費税対策で年収1000万を超えないように1年のうち3ヶ月ほど休む、ということをしているエンジニアにあったことがあるが、そういうわけでもないらしい。

単にのんびり生きている、という感じのようで、端的に言って羨ましい。

フリーターだった若い頃は似たような生活をしていて、その生活の快適さは知っている。

今もそういうことをしたい気持ちはあるが、次の仕事がすんなり決まる年齢ではないので、もう怖くてできない。

「次の仕事決まらなかったらどうします?」と試しに聞いてみる。

「まあ、どうにかなるとおもいます」と返ってくる。

それは「仕事はあるだろう」ということなのか、「生きていく方法はいくらでもある」ということなのか、それともバックに太いサムシングがあるのかはわからない。


自分は「何事もどうにかなる」という心情で生きているつもりではある。

ただ、そこに全部をベットできないし、心情であっても信条ではないのだ、と思った。