毎週末の燃えるゴミの日に2Lのコカコーラのペットボトルが捨ててある。
資源ごみなんだけどなぁ・・・、とは思うが、それよりも気になっているのは「大きなゴミ袋にペットボトルが10本前後入っている」というところである。
素直に「ゼロでもプラスでもないネイキッドのコーラを毎日2L以上飲んでいる家庭がある」と考えるのが自然だろう。
4人家族だとしても少し多いんじゃないかという量であるが、自分の中では「あの人が一人で飲んでいるんじゃないだろうか」と思っている。
同じアパートにちょっとだけシュッとしたジャバ・ザ・ハットのようなフォルムの男がいる。
おそらく自分より年上である。
かつてアパートの近くにあった30mぐらい先のコインランドリーに行くのにわざわざ三輪自転車に乗ってて、自分が歩きで追い越したことがあるぐらい緩慢な走りをしていた。
コインランドリーで一緒になると大体炭酸飲料を飲んでいて、そらそうなるわ、と思っていた。
コーラを飲んでいるのはその人という確証はないのだが、あながち間違っていないと思う。
昔、バイトの先輩が心筋梗塞で倒れたことがある。
その人は缶コーヒーを1日10本ほど飲む人で、完全にそれが原因だったそうだ。
過剰な糖分の危険性はそこで刷り込まれる。
自分も甘味や糖分に目が無い。
ゴミ捨て場に捨てられているコーラのペットを見るたびに、気を引き締めなければ、と思う。
・・・ただ、あまりうまくいっていない。